苦しみを感じている人は、その反対の楽(らく)を求めて動こうとします。
迷いの中にいる人は、その反対の悟りを求めて修行しようとします。
不安や心配事の絶えない人は、その反対の安心を求めて心を落ち着かせようとします。
では、なぜ、人は今の(現状の)逆側を求めるのでしょうか?
それは、「苦しみがなくなれば楽になれる」「迷いが消えれば真実を悟れる」「不安が消えれば安心できる」という思考がつくり出した二元論(相対的な世界)を現実だと錯覚しているからです。
人間の苦しみの根本は、後天的に思考によってつくり出されたこの錯覚によるもので、仮に今、あなたが、なにかの問題で苦しんでいて(現状)、その苦しみから逃れよう、離れようとして、反対側の楽(相対的世界)を求め、そこに向かって動けば動くほど、一時的に楽を感じられる瞬間はあったとしても、新たな問題が次から次へと発生し、まるで終わりのないいたちごっこを続けているような悪循環(これを仏教では六道輪廻といってます」にハマったままとなります。
では、実際、どうすれば、この悪循環から、解脱できるのでしょうか?
その答えは、「苦と楽」「迷と悟」「生と死」「不安と安心」「自我と無我」というものが、相対的に存在していると思っている錯覚がとければ、カッコ書きの中の二つが同時に消え、求めていた絶対的な楽や悟を体現できるようになります。
そこで、この講話会では、今、苦しみや迷い、不安を感じている方に、反対に向かうのではなく、どのような心得をもって(方向性をもって)生活をなさると、相対的な(二元性の)錯覚が消え、自己の本性(仏性)に目覚められるようになるのかをお話をさせていただきます。
また、質疑応答の時間を30分ほど設けますので、ご自身の生活の中で、いま、混乱してしまっていること、悩んでいることがございましたら、この機会に遠慮なくご質問ください。
今まで「思考をつかまえてはいけないです」とか、「あけ渡す」という様な表現を聞くたびに、つかまないように監視しようとしたり、「どこまであけ渡すの?」という疑問を感じていました。
でも、ただ、ありのままに受容するだけでいい。
どんなにいやな事も、どんな相手の言葉も、あるがままにしておいて良いとわかり、なんて楽なんだろう、何にもしなくて良かったんだと納得できました。
(M.Sさん 50代女性)
講座を受講して、長年の疑問点だった「肉体の中に閉じ込められた自分がいる」という感覚が解消できたのは大きな収穫でした。
また、なぜこの感覚に陥ってしまうのか、今後その状態であった場合の対応方法まで教えていただき、大変勉強になりました。
(S.Fさん 40代男性)
すべてが現れ消えていく。
何も足りないものも解決すべきものもなく、あー、今ここがゴールで、ここの他に行くべきところも、欠けているものもなく、ただすべてが豊かに無償で与えられている。
自分と思ってたものが、分離の原因で、苦しみの元。
それに気づき、目覚めたときの体験をまた求めてしまうとらわれにも気づけた。
面白かったです。
(50代 男性 経営者)
思考が無意識レベルで「分離感」を生み出し、「私が正しい。私に非はない」と証明されるまで、誰とでもいつまでも闘う特性があり、これに気づかないと一生平和が訪れないことを理解できました。
ただあるがままでよく、何の努力もいらないのに、今まで無益なことにこだわりエネルギーを費やしてきた人生を振り返り、これからはもっと平穏に過ごしていきたいと思いました。
(40代 菊池和寛さん)
自分と他人を分けているのが思考だと気づかせてもらえました。
また自分が正しくて相手が間違っていると言うのも分離感を強化しているのだなとわかりました。
最初の頃はめっちゃ質問があったのですが、最近はあまり質問がわいてこないです。
質問しようとすると矢沢さんの答えがなんとなくわかってしまったりします。
少しずつ気づきを増やす?ように日常に取り入れたいと思います。
(40代 女性)
ノンデュアリティの本を読みあさったり、様々な人のYouTubeを見てきましたが、矢沢さんの話を聞くことで、非二元とは何かをとてもよく理解できました。
夫や子供に対する怒りの感情で悩んでいましたがそれが先生だったということも納得でき、これまでのサイクルからやっと抜け出せそうです。
真実の話を聞いていたら感動して泣きそうになりました。
今日生まれ変わったような気持ちです。
新たな気持ちでLIFEを楽しめそうです。
今日の非二元入門は、私的には入門ではなく、これが全てだと理解し、出席してとても良かったと思いました。
(清水美智代さん)
今日はとても面白くて楽しい時間でした。
一年前に非二元というワードを知り、意味のわからなさを解消したいと思い、何人かの人のブログを読んだのですが、さっぱりわからないままでした。
今日、講座に参加して、今まで考えてもわからなかった部分がどんどん腑に落ちていって、全く難しくなかったということに気づきました。
お話を聞き終えて、見えてるものが変わってきたように感じます。
私は最初から自由だったことに気づけて、気持ちが軽くなりました。
(N.Kさん 40代女性)
どんどん質問することがなくなってきて…
とうとう「あ〜、どうやったら目覚められるのかなぁ」と思っている自分もいなかったんだ。
そういう思考があっただけだったのか…と気づきました。
これは、結構、大きな経験でした。
(A.Iさん 40代女性)
普段、無意識のうちに思考にのみ込まれて苦しみにハマってしまっていたことに改めて気づくことができました。
思考や感情も含め、すべてはただ現れては消えていくものと気づいていたいと思います。
あるがままの素晴らしさに気づいていたいです。
ありがとうございました。
(50代 男性)
【テーマ】
比較できる二つがあり得ない、法にかなった禅のあり様
【日時】
2022年7月10日(日)
10:30~12:50(うち質疑応答30分)
【会場】
zoomによるオンライン開催
【参加費】
初回参加費 8,200円(税込)
2回目以降の参加費 7,700円(税込)
非二元の個人セッションを受けた方は
7,000円(税込)
ファシリテーター養成コースを受けた方は
6,000円(税込)
【定員】
14名
【話者】
矢沢大輔
【お支払方法】
カード決済または銀行振込み
※2回目以降と割引価格でのお支払い方法は
銀行振り込みのみとなります。